Panel four - curated by KATORI Ayame

松坂敬子『Make a Whoosh』 香取あやめによるキュレーターコメント Amaya GARCIA-GARCIA『Layers』 香取あやめによるキュレーターコメント

松坂敬子『Make a Whoosh』 香取あやめによるキュレーターコメント

この作品は、今回のテーマの「INVERSION」がわかりやすく表現されている。
作品全体は可愛らしい色合いとタッチで、親しみやすく優しい印象を抱くことから「INVERSION」という堅いイメージを和らげてくれる。
まず、この作品の状況は仔犬の誕生日で、モチーフは主に仔犬とケーキ。
一目でわかるような逆転・反転を表す部分と、じっくり見ていくと見えてくる逆転・反転を表す部分があるように感じられる。
一般的にはケーキは止まっていて仔犬が体をぶるぶると振るっている様子を、ケーキと仔犬の状況を逆転・反転させ、ケーキが振るっていて仔犬にクリームが飛んでいっているような様子を描いている。また、後ろのフラッグガーランドが裏返っていたり、仔犬の耳が裏返っていたり、さまざまな部分から「INVERSION」を感じることができる。この作品のように、自分の身近なところからも「INVERSION」を感じることができる。
また、作品の題名は「Make a Whoosh」なことからも、様々な想像が膨らむ。「Make a Whoosh」と「INVERSION」との繋がりや関わりについて考えて読み取ってみてください。

Amaya GARCIA-GARCIA『Layers』香取あやめによるキュレーターコメント

まだです。

松坂敬子

出身:日本
大学:女子美術大学 短期大学部
専攻:造形学科美術コース
鼻ぺちゃな犬が好きなので、
普段はパグやフレンチブルドッグなどのイラストが好きで多く描いている。
イラストはアクリル絵の具を使って平面的。
大学では美術コースを専攻し、油彩や日本画などを学んで作品の幅を広げている。

アマヤ・ガルシア・ガルシア


出身:スペイン
大学:ラフバラ大学
専攻:3D
前までは、アクリル絵の具が好きで絵を描いてきたが、
ファウンデーションのアートとデザインのコースを始めてから、3Dフィギュアに触れる機会が増えた。

キュレーター:香取 あやめ


出身 : 日本
大学:女子美術大学
専攻: 芸術文化専攻
ゼミ:芸術表象、色彩学
ミュージックビデオに興味がある。